テラヘルツ波帯域の周波数は、分子間結合や水素結合の共鳴数波数に合致するため、
“分子間振動共鳴”と“表面プラズモン共鳴”の2重共鳴による高感度センシング。
さらにトポロジカル絶縁体や、遷移金属カルコゲナイド、グラフェンなどに特長的な
・質量ゼロの相対論的フェルミ粒子による高い電子移動度(低エネルギーロス)
・フェルミレベル付近の急峻・敏感な線形DOS変化(ディラックコーン)を生かし、
ディラック電子系プラズモンによるマグノン(スピン)xフォノン(双極子)共鳴による高感度・低消費電力なスピンセンシングが実現し、免疫反応や分子認識、特異結合の非蛍光分子修飾(ノンラベリング)検出が可能となり、非侵襲の病態診断技術への応用が期待される。