奈良先端科学技術大学院大学、東北大学、癌研究所などの国内を代表する研究拠点と連携し、細胞と無機固体基板の相互作用の解明と新機能創出に関して研究を推進しています。

本研究では、ナノスケールで構造・機能を3次元制御された機能性酸化物表面を形成し、これとタンパク質集合体ナノシステムである幹細胞との接合を無機材料結合ペプチドを利用して実現し(アクチブバイオ場)、いかなる物理刺激(電気的、機械的、光学的)が幹細胞とScaffold(細胞足場)形成、分化誘導活性を誘導し、バイオシステムにおける相転移ともいうべき細胞分化誘導を引き起こすかを明らかにして、Active Bio場による機能創発とその発現場所、タイミングの制御を可能とするシステムを構築しその工学応用を目指します。

ナノシステムを作るActiveBio場の学理